本当は恐い！ハム・ベーコン・ウィンナー

肉加工品に含まれる主な添加物

保存料

代表例がソルビン酸K(カリウム)です。
細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあります。
ソルビン酸Kは細胞の遺伝子を突然変異（変異原性）させたり、染色体異常を引き起こすことが分かっています。
変異原性はがんの発生と関係があります。
ラットでの実験によると体重1kg当たり7.4g経口投与するとその半数が死亡します。
また、単体だけでなく他の添加物(特に亜硝酸塩)を同時に摂取すると化学反応を起こし強力な発がん性物質が生成されます。

結合剤

代表例がリン酸塩です。
リン酸塩を加えることでソーセージの保水性と決着性を高め、弾力のある食感を生み出すことができます。
ソーセージの皮を破れにくくするために、ひき肉だけでなく皮の部分にも使われています。
(日本では皮に使われる添加物は表示義務がないため、使われていても分からない場合があります。)
リン酸を過剰摂取すると、骨からカルシウムが溶け出して「骨粗しょう症」の原因になるといわれています。
育ちざかりの子供だと、発育を阻害してしまう心配もあります。

発色剤

代表例が亜硝酸塩(亜硝酸Na)です。
食材の色を美味しそうなピンク色に見せ、日持ちを良くする効果があります。
しかし国内ではその強い毒性のため亜硝酸塩の使用量が制限されています。
しかし規定範囲内の使用量であっても魚肉・魚卵、食肉などに含まれる成分「アミン類」が胃の中で結合し、
発ガン性物質のニトロソアミンができる事でも知られています。
この亜硝酸塩を使わずに作られるものを無塩せきの肉加工品もあります。

無塩せきとは？

肉加工品は肉を塩漬けにしてから燻製します。無塩せきとは、この塩漬けの際に亜硝酸塩を使わないことを意味します。
亜硝酸塩を使わないで作るためには、新鮮な肉であることが必須となっています。

生活クラブの肉加工品は鮮度の良い国産の豚肉が原料です。
向上の食中毒菌の対策・徹底的な衛生管理で無塩せき、更に保存料や結合剤・化学調味料やその他食品添加物無添加で作られています。
皮にもこだわり、一般的に使用されるリン酸塩や乳化剤を使わず1～2日塩水につけて柔らかくし、更に直前で温水で温めるなどの手間によって皮が破れないように工夫されています。