生協には、自宅等に宅配してもらう個別配送と、数人の班で利用する班配送の2つがあります。
その違いとメリット・デメリットを生活クラブを例にご紹介します。その他の生協も割引を除いては基本は同じ仕組みです。

個別配送

個別配送とは

加入者それぞれの自宅等に毎週決まった日時に配送されるシステムです。
注文や受取りを個人で行います。

個別配送のメリット

玄関先まで配達してもらえる

在宅していれば自宅の玄関で受け取ることができます。
注文書や生協のリユース瓶・卵の紙パックなどもその場で引き取ってもらえます。
重いお米やお水なども玄関先からキッチンに運ぶだけなので楽ですね。
冷凍品や冷蔵品・野菜などもすぐ冷蔵庫にしまうことができ、食品の鮮度を落とさずに済みます。
スーパーからの帰り道だけで牛乳や魚が生ぬるくなってしまうこともありますが、そういうことが防げます。

個別配送のデメリット

不在時に食品の鮮度が落ちる可能性

仕事で終日外出していて昼間受け取ることができない人はたくさんいると思います。
そんな時は専用のケースに入れて通常玄関前や集合玄関に配達されます。
保冷剤やドライアイスを用意してくれるので鮮度が落ちる心配は少ないですが、お昼頃に配達されたとしてもし帰りが深夜だとすると少し不安ですね。
(※私は個別配送ですが、自分で用意した保冷バッグと保冷材や生活クラブに用意してもらうドライアイスのおかげで、昼に配達されたものを夜受け取っても冷凍品が溶けていたことは1度もありません!
本当は自分で用意しないといけないのですが、うっかり用意を忘れてしまった時も、きちんと保冷されるように対応してくれていました。)(^^)/

班配送とは

班の代表者の自宅等に配達されるシステムです。
班員がそれぞれ代表者の自宅に食品を取に行きます。
注文も取りまとめて行います。

班配送のメリット

班の代表者が代わりに受け取ってくれる

仕事で終日外出していて昼間受け取ることができない人はたくさんいると思います。
家の前に何時間も置きっぱなしや、オートロックなので集合玄関に長時間置かれてしまうことも…。
食品なのでいたずらされないか少し心配ですよね。(※生活クラブは万が一のトラブルでも補償してくれる制度があります。)
生協は配達曜日と時間が地域によってあらかじめ指定されることが多く、平日の昼間だと受け取れない人の方が多いかもしれないですね。
班配送の場合は班の代表者の家に配達されます。代表者をされているくらいなので毎回受取りできない方ではないはずです。
保冷剤やドライアイスもあるので家の中に入れておいてもらえるだけで外に放置されるよりは安心です。

表示価格から4%引き

4人以上の班が対象です。
班配送だと個別に配送する手間が省けるので、その分少しお得な値段で買うことができます。
食品で4%は大きいですね。

まとめて注文で値引き

班でまとめて注文すると、個別で頼むよりも若干安く買える商品もあります。

配送料の値引き

地域によりますが班配送料の方が個別配送料よりも安くなります。
(生活クラブでは配送料はどちらもかかりません。個別利用のみ個別手数料がかかります。)

班配送のデメリット

自宅に配送されない

個別配送ではないので当然自宅に配送してもらうことができません。
班の代表者の自宅に配達され、引き取りに行かなければいけません。
ただ、たいていがご近所で班組をしますのでそこまでの労力はかからないと思います。

注文を取りまとめる必要がある

班での注文を取りまとめ、注文書に記入する必要があります。
また、班での注文の金額を計算する必要があります。
代表者か、班員で順番に担当することが多いそうです。